たまには自分のルーツに触れてみよう。

Adoちゃんの「うっせぇわ」が流行っていた時に、
地元の友人が「これ面白いよ」と、ある動画を教えてくれました。

動画のタイトルに「訛ってみたVer.」とあるように、
「うっせぇわ」が私の聞き慣れた方言で歌われており、私はめちゃくちゃ爆笑しました。

「やがましじゃ」っていうのは、「やかましいんじゃ」という意味です。

※誤解なきように言っておきますが、この訛りは北海道の中でも一部の訛りです。
同じ道内の人でも「訛ってる」「言葉が汚い」と感じる方は少なくないでしょう。
漁師言葉かな? でも北部の漁師の方は使うのかどうかわかりません。

この動画を見てひとしきり笑って、
そうしたら、なんだかふと、「今の私って私らしいのか?」という疑問が湧いてきたんです。

その頃の私は、
「感情的になっちゃいけない」
「こんなことくらいで怒っちゃいけない」
そんな風に自分の気持ちを(主に怒りを)抑えて過ごしていました。

その方がトラブルが起きないから。
その方が平凡に過ごせるから。

自分の感情を表に出さないのが普通。それが大人。

…って、やがましじゃーーーーー!!!!!!!

と、私の中の何かが目覚めてしまいました。

「私は平和な湖ですよ~」って顔をしていたけれど、
違うよね!? もっとこう、グツグツとドロドロと煮えたぎるもんがあったよね!?
って。

イメージ。

そういうのが私じゃなかったか?
心の炎消えてないか!?
ってすごく思ったんです。

「うっせぇわ」は、子ども達が気に入っていたのでよく耳にしていましたが、
「うっせぇわ」じゃなくて「やがましじゃ」でハッとしたんです。

それはきっと、「うっせぇわ」は標準語だから。

「やがましじゃ」で、馴染み深いイントネーション(と暴言)に触れたことで、
自分の感情がスルスルと引き出されたんでしょう。

「なさしゃべられねくてもわがってじゃよ(=お前に言われなくてもわかってるわ)」
の部分とかですね。うん。

…ということで、
たまには自分のルーツに触れてみると、本当の自分が出てくるよ、というご提案でした。
(無理やりなまとめ)

ちなみに私は、2:27の「こらしゃべってねでねぐなったらビールすぐもってこい おらビールでね焼酎だ はえぐもってこい この」(=しゃべってないでなくなったらすぐビールもってこい 俺はビールじゃなくて焼酎だ、早く持ってこい この野郎)のところがすごく好きです。

私の夫は広島出身です。任侠映画の影響で「広島弁=怖い」というイメージがあるようですが、
私は正直、この自分の地元の方言の方がよっぽど怖い気がします笑

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